消費税における給付付き税額控除の意義に関して今まで
①消費税において言われる逆進性を克服する
②堅実な消費生活に適合する税目である
③健全な消費社会を実現するのに役立つ
④国民経済の地域間格差を解消する
⑤公正な納税を確保できる
⑥所得再配分がバラマキにならなず実現できる
と述べてきたが、⑥の論点を敷衍して⑦の意義を付け加えたい。
消費税の軽減税率なり複数税率によって逆進性が克服できると考えるのは全くの見当違いだ。税率の一律の軽減によっては相当消費品目の消費額が多いほど軽減額が多いのだから逆進性とは本来無関係だ。この局面で所得制限などできるはずもない。
一方、生活必需品相当の定額の消費税の払い戻したる消費税還付を所得制限なしの制度とすれば、個人や世帯の所得の捕捉をする必要なく、したがって納税者番号制度の確立など条件とせず消費税における「所得再配分」機能を実現できると言えよう。
これは、所得税における「所得再配分」機能が税率の累進構造や控除から給付へといった仕掛けを使わざる得ず、しかも「所得制限」と密接不可分に運用しないと機能しないなど数々の難問を抱えているのとは対照的である。
したがって、消費税還付制度は給付付き税額控除制度としてではなく、所得制限を設けず所得捕捉を伴わない、住民票の管理レベルで実践できる簡素で透明な(可処分)所得再配分として実施すべきだと提案したい。


by makoto900
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